一和一会 - 過去ログ

坂田和保(Kazuyasu Sakata)の個人ブログ(過去ログ)です。

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旅の極意、人生の極意

経営コンサルタントとして有名な大前研一さんが放つ、「大前ルーツ」とも表現できそうな旅への構えと、15のオススメスポット。

掲載されている写真だけでもうっとりとしてしまうこの本。
しかしながら、この本は大前さん個人のルーツである“添乗員”としての経験を筆頭に、旅に対する、もしくは旅から得た大前さんの姿勢が描かれている。
それに加えて、大前さん独自の視点から切り出す15の世界スポット。

そして気づくのは現実とのギャップ。悲しいかな。

大前さん曰く、
旅上手とは、単に高いところにたくさん行っている人を指すのではない。要は知恵と効率。これを駆使しなければ、人生でやりたいことなど、とても全部はできないって。


そりゃそうだけどね。

とにかくたくさん知識を頂いた。さらには知恵の素も頂いた。最近は以前より行動力がついた気がする。よし、後はお金か?笑

個人的には、この本の日本の旅バージョンが読んでみたい。

旅の極意、人生の極意
旅の極意、人生の極意
大前 研一
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テレビCM崩壊 マス広告の終焉と動き始めたマーケティング2.0

以前から電波利権なり、テレビ業界の状況、それに加えてネットとの覇権争いのようなネタで数々の書籍が出版されてきています。しかしながら、テレビCMという広告の視点から切り込んだ書籍は、流行性もあり将来性がある分野だと思う。

どうやら世間的なインパクトも大きいようで、いろいろな場所で書評も出ているので内容については端折らせていただこうと思う。そうでなくても、この書籍は付箋紙だらけになっており、いったい何をこの場で発信しようか悩んでしまう。

1.大きな流れはわかる、しかし強い危惧

『テレビCM崩壊』という本書のタイトルは、いろいろな意味に解釈できる。
・テレビCMは死んでいる
・テレビCMはなくなってもマーケティングは続く
・テレビCMは、もはや黄金のスタンダードではない。テレビCMに代わる様々な手法が出現している。これらの新しい手法は、消費者との繋がりやコンテンツの機能において有利であり、ブランドの再構築に役立つ
・新しい技術を駆使することによってのみ、テレビCMの生き残る道はある。様々なCM素材を次々に出すことや、DVRなどを使ってコマーシャルを止めること、行動分析型ターゲティング、オンデマンド広告(AOD)などいろいろアイデアはある。しかし、テレビCMを守るには少し遅すぎた感もある。


ここだけをピックアップすると、共感できる。

別の箇所で「テレビはキラーアプリではない。ビデオこそがキラーアプリである。」と言われている。“キラーアプリ”という表現がどうもしっくりはこないのだが、これも体感している。TiVoこそ使ったことはないが、今はSONYのtypeXを使用しているから。

それでもどこかにしこりが残る。それはたぶん次の理由。
・テレビCMのプラス部分に触れてない
・コンテンツ制作は現在TVがメインであることに触れてない
・TV業界が息を吹き返すストーリーが何もない

2.納得できる“クチコミ効果”しかし

アップル社のテレビCM「1984」以降、続くヒットがないのはなぜか <中略> クチコミ効果こそが、実はテレビ・コマーシャルの真の価値なのであり、この効果がなくなったのがその原因なのである。


確かにクチコミ効果は薄まってきている。実感として、昔に比べてヒットCMについて会話が出来なくなってきている。なにせ、お互いにもっているチャネルが違うのだから、仕方ない。

それはそれとして、こう捉えることはできないのだろうか。
・SNSなどのコミュニティ発達により、同一、同種コンテンツを視聴するコミュニティが増加し、クチコミ効果により確実性のある相乗効果が期待できる

3.広告の本質とは何か

勝手に思うこととすれば、テレビCMは広告手法の一つであり、「イメージを伝えることに特化した」広告ではないだろうか。特に企業イメージを伝えるのにもってこいの媒体だと思う。
それこそROI(対費用効果)が測れないとして捨てられてしまっているのだろうか。それは個人的にはさみしい結論だ。

4.消費者はかしこくなるのか?

本書の中で、ひたすら消費者はかしこいと連呼されている。消費者を再考する章では、筆頭に「教義その1 今日の消費者は情報通である」とされる。

だとしたら。

広告なんて(極論)一切いらないのでは。広告に惑わされなくなるのであれば、いかに広告で表面を繕ったとしても判断基準は中身。
良いものは宣伝しなくとも売れていく世界になるということ。

5.というわけで?

良いことを書かなかったけれども、これが個人的な気持ち。この否定が危険すぎないか?ということ。前提として、アメリカのテレビ事情と日本のテレビ事情が異なるだろうし、そこを完全に重ねてるが故のしこりなのかもしれないが。

ただ、第三部の「10の新しいアプローチ」はとても面白い。今後の広告の可能性をあっさりとまとめてくれていると思う。

ところで、橋本さんのブログ「情報考学 Passion For The Future」で、本書の書評が入った後に共感できるエントリーが。
懐かしのCMソング大全

CMスキップでテレビCM崩壊などとも言われるけれども、それを聴いて育った世代にとってテレビCMはひとつの文化であることも事実。


そうなんですよね。私もそう思います。たぶん僕のしこりの幾分かは、こういった感情から産まれたのだと思います。

参考)
[テレビCM崩壊] 第一部 テレビCMの問題の部分をオンラインで立ち読みできますAd Innovator

テレビCM崩壊 マス広告の終焉と動き始めたマーケティング2.0
テレビCM崩壊 マス広告の終焉と動き始めたマーケティング2.0
Joseph Jaffe, 織田 浩一
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お坊さんだって悩んでる

ちょっとした移動&手持ち無沙汰ということで、駅の本屋でなんとなく手に取った本。いやこれが、思った以上に興味深くて大成功でした。移動時間では読みきれなかったものの、空き時間でささっと読み切ってしまいました。

まず驚いたのが、寺院関係の専門誌があるんだっていうこと。
参考)株式会社興山舎
この書籍は、月刊『寺門興隆』に連載されている記事を集め、加筆・修正したもの。そのため、寺院関係者(主にお坊さん)に向けた内容となってます。一般の読者が手にするには専門的な用語がちりばめられているものの、言葉そのものの理解はできなくとも、文章全体から、そんなものかな?と納得できてしまう。

WEBにしっかりした目次が転がってなかったので、末尾に引用しておきます。

なかなかためになる薀蓄(?)も満載されてます。特に心を打たれたのは、「めでたい」という言葉。もしかしたら自分も昔聞いたかもしれないのですが、「めでたいこと」はそこにある事象と受け止めがちですよね。それを「愛でる」に「たい」の願望の助動詞がついたものと捉えると、あら不思議、心に余裕が生まれるんですね。ちなみにこれは、「正月がなぜめでたいのか?」といった問いへの答えにある一節です。

昔、母方の祖母が亡くなったときに、お坊さんを中心に会食したのを覚えています。そう思えば、それ以降、のんびりとお坊さんと対話をする機会には恵まれていませんが。それでも、いろいろな法要でいただくありがたいお話は、その時折の心の揺らぎに心地よい風を吹き込んでいただきました。沈んだ時には励ましの風を、おごりがある時には戒めの風を。
そう思うと、お坊さんっていったい何者なんだろう?お寺さんってなんだろう?改めて疑問に思うのです。

この書籍は、そんな疑問にあらゆる角度から答えていただいている、一般人には機会がない問答がちりばめられています。

最後に気が付いたのですが、この書籍の著者・玄侑宗久さんは福島の三春出身の方だということ。そして、現在副住職をされているお寺を調べると、やはり三春にあるお寺らしい。
実は、自分の新たな実家が三春の側なんですね。奇遇というなんというか。ぜひ機会を作ってご講話を拝聴させていただこうかと思っています。
※新たな実家とは、両親がI(アイ)ターンで東京から、福島の船引に移住したためです。
参考)玄侑宗久公式サイト

お坊さんだって悩んでる
お坊さんだって悩んでる
玄侑 宗久
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旅する前の「世界遺産」

最近観た映画で、『モーターサイクル・ダイアリーズ』の「マチュピチュ」だったり、『世界の中心でアイを叫ぶ』の「エアーズロック=ウルル-カタ ジュタ国立公園」であったり。

知らず知らず世界遺産と呼ばれる対象へ興味をもって(ロマンを求めて?)いました。

ただ、世界遺産ってそもそもなんなの?ということはまったく知らなかった自分にとって、この書籍は新たな見地を与えてくれました。

具体的に、世界遺産の紹介であったり、写真の掲載という書籍ではありません。
“日本の「世界遺産」ブーム”をはじめ、世界遺産の流れ、世界遺産予備軍など。特に“世界遺産、旅のノウハウ”についてはいざ旅する前の予備知識として明確な助言であったと思います。

つい最近、世界遺産が好きな方とお話した時に、同じようなアドバイスを頂きました。なるほどなるほど。

もう少し落ち着いたら、年に1回くらい、世界遺産を求め歩くのもいいかもしれない。そう思った一冊です。

旅する前の「世界遺産」
旅する前の「世界遺産」
佐滝 剛弘

モーターサイクル・ダイアリーズ 通常版世界の中心で、愛をさけぶ スペシャル・エディション
モーターサイクル・ダイアリーズ 通常版
世界の中心で、愛をさけぶ スペシャル・エディション
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Web2.0でビジネスが変わる

Web2.0がバズワード(参考:goo辞書)であることを前提で書いている書籍。そしてWeb2.0だと“思われる”世界を、「消費者の視点」(←これが大事)から掘り下げている。

今までWeb2.0関係の書籍は、技術関係以外は、大抵経営側というかサービスを提供する側の視点から書かれたものが多い。それこそがバズワードとなってきている大きな理由のひとつでは?

この書籍はどんなことが書いてあるのかというと、目次を引用すると以下のとおり。

序章 「ウェブの進化」より大切なこと
第1章 結局Web2.0とは何なのか?
第2章 マスメディアからCGMへ
第3章 ブログ、SMS、ポッドキャストの媒体力
第4章 ビジネス2.0をデザインする
第5章 好きなことを仕事にする―僕の体験的CGM論
第6章 Web2.1への宿題

一番読み応えがあるのは第2章の「CGM」(Consumer Generated Media)に関わるところだと思う。『第5回 テレビとネットの近未来カンファレンス』でのテーマが「CGM」だったこともあるが、今まさに起きている潮流が「CGM」。
テレビ、広告といったキーワードを、CGMという見地から考察が出来ると思います。

アメリカ、日本(全世界?)でサービスインされているWeb2.0的な面白いネタがところ狭しと掲載されています。それを読むだけでも一見の価値はあります。

最後の章に書かれた「宿題」なんかは出尽くしている感じもするけども、切り口は面白いなと思います。3.0だとか聞こえてくる中で2.1にしたところが可愛いですね。


興味深く読ませて頂いた上で思うことは、CGMもまだまだ消費者の氷山の一角が盛り上げている世界だということ。結局Web2.0チックな世界に踏み出さないと何も始まらないんですよね。
身近なところでは、いまだにフットサルチームの予定をメーリングリスト、ブログで公開しても見てくれない人が多い。見ないというか、使い方を知らない人だっている。そのくせ、電話とか人伝でちゃんと情報は集めてる。

やはり消費者がアクションを起こすエネルギーは、とても莫大なんだと思う。これから注目されるのは、そのエネルギー充填方法であったり、勝手にアクションを起こしてくれる代理ツールではないだろうか。

極端な話、いまの検索システム(Google,Yahoo!,gooなど)もCGMと見ようと思えば出来ないことは無い。だって、検索してる人たちが意識しないで探したいキーワードを入れてるんですから。そしてたくさんクリックされてるものが上位の結果として反映される。
この時、検索エンジンそのものがCGMアクションの代理ツールとみなすことが出来ると思うのである。

Web2.0でビジネスが変わる
Web2.0でビジネスが変わる
神田 敏晶

過去のエントリー
第5回 テレビとネットの近未来カンファレンス
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食品の裏側―みんな大好きな食品添加物

ひとまず「食品添加物」を検索してみてください。意外とずらずらHITするのですが、どこのサイトへ行っても「実感」がわかないのです。それだけ「食品添加物」が難しいものだと思うのです。

しかしながら、実際の生の現場を描写したこの本を読むことで一気に食品添加物へ警戒感を持つようになりました。

何せ、今まで野菜の産地くらいを気にしていた私が、この本を読み終わってから、コンビニ、スーパーで原材料をチェックするようになりました。

食品添加物そのもではなく、どういった材料が食品添加物によって生まれ変わるかということが本当にわかりやすく、食に対する価値観が大きく変わりました。そんな本です。


最後に「未来をどう生きるか」という章があります。

食品添加物の悪を糾弾するわけではなく、良い面、悪い面を理解した上で、どう付き合うかといった視点で書かれています。この著書のエッセンスだと思うのです。

そこでつい比較してしまったのが、村上ファンド。「儲けちゃ何が悪い」という言葉が耳から離れないここ数日ですが、改めてウーンと悩んでしまいます。今の感覚としては、食を扱う世界と金融を扱う世界には、(直接的に)人の生命に関与するといった決定的な違いがあるように感じるのです。

つい最近なのですが、2006/5/31の『ワールドビジネスサテライト』(23:00〜24:00)で、「濃い味が人気」といった報道がなされました。(番組を録画されて無い方は、テレビブログにてログを参照できます。直リンクはこちら
この報道をさらっと流して観ていたのですが、この著書を読んでからすぐに思い返しました。

「この濃い味は、どれだけ食品添加物が混入してるのだろう?」
「濃い味と薄い味で、どれだけ舌、身体へのダメージがでかいのだろう?」

この著書のおかげで、今後はそういった問題意識をもって生活をすることになりそうです。

食品の裏側―みんな大好きな食品添加物
食品の裏側―みんな大好きな食品添加物
安部 司
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国家の品格

本屋に行くとベストセラーの棚に積まれているこの本。読むきっかけは、この本の「はじめに」を立ち読みしたことでした。

本書の構成は以下のとおり。

第1章 近代的合理精神の限界
第2章 「論理」だけでは世界が破綻する
第3章 自由、平等、民主主義を疑う
第4章 「情緒」と「形」の国、日本
第5章 「武士道精神」の復活を
第6章 なぜ「情緒と形」が大事なのか
第7章 国家の品格

特に〜第3章 自由、平等、民主主義を疑う〜と〜第6章 なぜ「情緒と形」が大事なのか〜については、もっとも刺激を受け、また共感できるところでもありました。

この本を読み終えての印象は、主に2つで、「武士道」と「美」というキーワードです。

「美」という言葉にはとても納得感がありました。まず美食家の方々。「この人すごいな」と思う人たちは大抵美食家だと思いませんか?毎日おいしいものを食べてるかどうかは別に、おいしいものを知っている人が多い。もちろん他にも見渡せば、美しい土地に時期やら瞬間も合わせて語れる人が多い。
確かに「美」という感性が人間を豊かにするのだろうと実感もあります。

そして著者:藤原さんが言うところの、「家族」・「郷土」・「祖国」。この3つの「美」を経験できた人たちが、より強い愛国心(パトリオット)が芽生えるのではないでしょうか。

つい先日(2006/5/15)の『たけしのTVタックル』で、ビートたけしがこんな風に発言しています。

「若い人に期待して、日の丸つけてイイネって応援してるのかなと思ったら、実はそれは違って、つるんで応援するのが好きなだけであって、愛国心とはつながっていない。日の丸をつけてるからって愛国心じゃない」

ここに「(具体的に)何を愛するのか、国?国旗?国家?」といったジレンマがあると思うのです。その解が、実はここにあるのではないでしょうか。

さて「武士道」ですが、実は本書を読み終えた数日後に、大学院にいる知り合いから、こう言われました。

「新しく来た留学生のバイブルがBUSHIDOだそうだ」

焦りました。なにせ自分自身読んでなかったのですから。おかげさまで本を発注するというアクションを引き出してくれました。到着は数週間後の模様。

国家の品格
国家の品格
藤原 正彦
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かもめ食堂 〜原作と映画〜

映画を先に観た後にこの映画の原作をどうしても読みたくなりました。ですから、読書⇒映画という観方ではなく、映画⇒読書と流れが戻っていることをあらかじめご了承ください。

正直に原作を読み終わった感想としては、この原作を映画化するにあたってのストーリーの掘り下げ方、また簡素化が素晴らしいと感じました。
もちろん、原作でのサブストーリーが映画では変わっている点もあり、どっちがいいとかではなく、原作も映画も素晴らしいひとつの作品なんだと痛感しました。

かもめ食堂
かもめ食堂
群 ようこ
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グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する

Googleの世界が普通に紹介されている本でした。
いままでのビジネスが破壊されてゆく経過と分析を、実例を踏まえながら淡々と記述されていく。そして最後に向かって神や司祭、宗教といったキーワードが連続する。

う〜ん。
Googleってなに?とか、Googleってサーチエンジンじゃないの?とか思っている人にはオススメできる本かなと思います。

しかしながら、Web2.0の流れだとか、最近の流れを追ってきてる人?少なくとも私にとっては肩透かしを食らった気分。最後に宗教問題が出た時点でどん引きをしてしまいました。

近い将来?遠い未来?ここで書かれているような世界は概ね実現されるかもしれない。しかしながら、まだまだそういった時代は未到達であるし、近い将来には状況もまた変わるかもしれない。

今注視すべきは、人が介在しないとできない分野の開拓なのかな、と。

この本を手に取るのなら、個人的には「ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる」の方がオススメ。

グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する  文春新書 (501)
グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501)
佐々木 俊尚

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
梅田 望夫
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使える弁証法 - ヘーゲルが分かればIT社会の未来が見える

使える 弁証法
使える 弁証法
田坂 広志

※ 一度Mixi内にて紹介したときのエントリーコピーです。

これは良本だと思います。
哲学を真剣に構えるようにみせつつ、きっと予備知識がなくてもすんなりわかった気持ちになれる感じ。

弁証法でいわれる法則を社会現象に当てはめることで、いろいろな考察をするヒントをくれる。

逆に、哲学に疎遠な人でも、この本を哲学の入門書のイメージで手に取れると思います。止揚の概念なんかも、あっさりと説明しちゃってますし。

「事物の螺旋的発展」の法則
「否定の否定による発展」の法則
「量から質への転化による発展」の法則
「対立物の相互浸透による発展」の法則

と、4つの法則を軸に展開するんですが、興味をもたれたら読んでみてください。

哲学を昇華(?)するってこういうことかと、勝手に納得してます。
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